パソコンでスクリーンショットができないのはなぜ?自動保存するには?

「パソコンでスクリーンショットができないのはなぜ?」
「スクショを自動保存したい」
そんなお悩みはありませんか?
スクリーンショットがでない原因として、キーボードの操作ミスやPC設定のトラブルなど、おもに7つの要因が考えられます。
この記事では、パソコンでスクリーンショットができない原因と、自動で保存する方法についてお伝えします!

スクリーンショットとは?
『スクリーンショット』とは、パソコンやスマートフォン、タブレットの画面を、そのまま “画像として保存” できる機能です。
スクリーンショット・スクショと言われることもありますが、別名で『キャプチャ』と言われることもあります。
『スクリーンショット(キャプチャ)』は、さまざまな場面で活用可能です。
< スクリーンショットの活用例 >
- 作業や操作の記録:作業手順や設定画面をスクショで残し、確認や説明に使う
- 資料の作成:Webページやアプリ画面スクショして取り込むと、会議やプレゼンで役立つ
- トラブルの報告:エラー画面や不具合の状況をスクショで共有することで、相手が状況を把握しやすくする

パソコンでスクリーンショットができない7つの原因

パソコンでスクリーンショットができない原因として、おもに、下記の7つが考えられます。
どの原因に当てはまるかを確認しながら、見ていきましょう。
< PCでスクショができない理由 >
- キーボード操作の間違い
- 保存先がわからない
- ソフトやアプリの干渉
- ハードウェアやドライバが古い
- 権限不足やアクセス制限がかかっている
- 個人情報や著作権保護に引っ掛かっている
- OSの一時的な不具合
原因1. キーボード操作の間違い
パソコンでスクリーンショットができない原因の1つ目として、”キーボード操作の間違い” が考えられます。
キーボード操作を間違えると、うまく画像が保存されず、スクリーンショットを撮ることができません。
キーボードの操作方法は、OSによって違うので、自分が使っているOSの操作方法と合っているか、今一度確認するようにしましょう!
Windows PC でスクショを撮る際のショートカットキー
Windows PC(ウィンドウズ)でスクリーンショットを撮る場合のキーボード操作(ショートカットキー)は、下記の通りです。

- 「Print Screen(PrtSc)」:画面全体を撮影
- 「Alt 」+「Print Screen(PrtSc)」:アクティブなウィンドウだけ撮影
- 「Windows」+「Shift」+「S」:画面の一部を選択して撮影
- 「Windows」+「Alt」+「R」:画面を動画で撮影
- 「Windows」+「G」:ゲームバーを使ったスクリーンショット
Windows PC には、「Print Screen(PrtSc)」という、パソコンの画面全体をすぐ撮影できる、便利なショートカットキーがあります。

ただ、「Print Screen(PrtSc)」キーは、すべてのPCのキーボードに搭載されているわけではないので、探して見当たらなければ、「Windows」ボタン+「Shift」ボタン+「S」 で、スクリーンショットを撮影すると良いでしょう。

MacBook でスクショを撮る際のショートカットキー
MacBook(マックブック)で スクリーンショットを撮る場合のキーボード操作(ショートカットキー)は、下記の通りです。

- 「Command」+「Shift」+「3」:画面全体をスクリーンショット
- 「Command」+「Shift」+「4」:画面の一部をスクリーンショット
- 「Command」+「Shift」+「4」+「Space」:特定のウィンドウのみスクリーンショット
「Command」ボタンと「Control」ボタンを間違えて押して、「スクショが撮れない」と焦るケースがあるので、注意してください。

Chromebook でスクショを撮る際のショートカットキー
Chromebook(クロームブック)で スクリーンショットを撮る場合のキーボード操作(ショートカットキー)は、下記の通りです。
- 「Ctrl」+「ウィンドウ切り替えキー」:画面全体をスクリーンショット
- 「Ctrl」+「Alt」+「ウィンドウ切り替えキー」:アクティブなウィンドウだけをスクリーンショット
- 「Ctrl」+「Shift」+「ウィンドウ切り替えキー」:画面の一部を選択してスクリーンショット
#Chromebook の #スクリーンショット は
— にゃん! ฅ(^ •ω•*^ฅ @ Pythonと Kotlin を勉強してまふ。。。 (@_ZAKU_II_) March 11, 2021
Ctrl キー + ウィンドウ切り替え キー
だよ!
ウィンドウ切り替え キーはコレ⬇️!! pic.twitter.com/qDg1yYStPR

原因2. 保存先がどこかわからない
パソコンでスクリーンショットができない原因の2つ目は、”保存先がどこかわからない” という理由です。
『スクリーンショット』は問題なく撮れているものの、保存先の設定が不明で、「どこに保存されたかわからず困る」「スクショが撮れないと悩む」というケースは意外と多いです。
スクリーンショットの保存先も、OSごとに違うので、自分の使っているパソコンのスクリーンショットの保存先を、一度確認してみてください。
デフォルトの設定では、「ピクチャ」フォルダ内の「スクリーンショット」フォルダに保存されます
デフォルトの設定では、「デスクトップ」に自動保存されます
デフォルトの設定では、「ダウンロード」フォルダに保存されます

原因3. ソフトやアプリの干渉
パソコンでスクリーンショットができない原因の3つ目として、”ソフトやアプリが干渉している” ケースが考えられます。
とくに、”セキュリティソフト” や、Zoom・Teamsなどの “オンライン会議アプリ“、一部の “オンラインゲーム” では、スクリーンショット機能が無効化されている場合があります。
「スクリーンショットができない」場合、”パソコンの不具合” が原因と思いがちですが、スクショを撮ろうとした時に立ち上げているソフトやアプリが原因の場合も多いです。
スクショが撮れず困った時は、利用中のソフト・アプリの設定も確認してみるようにしましょう。

原因4. キーボードやドライバが古い
パソコンでスクリーンショットができない原因の4つ目は、”キーボードやドライバが古い” という理由です。
古いキーボードやドライバを使用していると、キー操作が正しく認識されず、スクリーンショットができないことがあります。
古いキーボードやドライバを使っている場合は、下記の対処法も検討してみると良いでしょう。
< キーボードやドライバが古い時の対処法 >
- USBキーボードを、別のポートに差し替えてみる
- ドライバを最新の状態に更新する
- ノートパソコンで外付けキーボードを使用する

原因5. 権限不足やアクセス制限がかかっている

パソコンでスクリーンショットができない原因の5つ目は、”権限不足やアクセス制限に引っ掛かっている” という理由です。
Windows PC や MacBook では、セキュリティ上の理由から、”アプリごと” にスクリーンショットの権限を設定する必要がある場合が多いです。
下記の手順で、権限を確認したり、スクリーンショット機能へのアクセス制限を解除するようにしましょう。
Windows PC の場合、利用している “アプリ” が “管理者権限” で動作していなければ、スクリーンショットが反応しない可能性があります。
利用中の「アプリ」アイコンを “右クリック” し、「管理者として実行」を選択すると、スクリーンショットが反応する場合もあるので、試してみましょう。
左上の「アップルマーク」>「システム設定」>「セキュリティとプライバシー」>「画面収録とシステムオーディオ録音」の順に進む。
スクリーンショットしたいアプリを追加し、スイッチを「ON」にすればOK。

原因6. 著作権保護・個人情報保護に引っ掛かっている
パソコンでスクリーンショットができない原因の6つ目は、サイトやアプリの “著作権保護” に引っ掛かっているという理由です。
著作権やセキュリティの理由から、一部のアプリやWebページでは “スクリーンショットが制限されている” 場合があります。
たとえば、Netflix(ネットフリックス)や Amazonプライム などの動画配信サービスでは、”映像の著作権を保護” するために、スクリーンショットができないよう制限がかけられています。
また、オンラインバンキング や 金融アプリ では、”個人情報や取引内容の漏洩を防ぐ” ために、キャプチャ機能(スクショ)の利用を制限しているケースも少なくありません。
どうしてもスクリーンショットを利用したい場合は、当該アプリ・サービス公式で提供されているキャプチャ機能や、アプリ内の共有機能を使うようにしましょう。
スクリーンショットを禁止しているサービスで、無理にスクリーンショットを行うと、利用規約違反となり、利用停止になる可能性もあるので、注意してください。

原因7. OSの一時的な不具合
パソコンでスクリーンショットができない原因、さいごの7つ目は、”OSの一時的な不具合が起きている” という理由です。
OSの一時的な不具合の場合は、パソコンを “再起動“したり、”最新のOSにアップデート” したり、”時間を置いて再チャレンジ” することで、解決する可能性があります。
先述の6つの要因に当てはまらないときは、パソコンの再起動も試してみると良いでしょう。

スクリーンショットを自動保存する方法
なお、『スクリーンショット』は、自動的に保存される設定にしておくと、毎回、貼り付けたり、保存したりする手間が省けて便利です。
スクリーンショットを自動で保存する方法は、OSごとに違うので、自分のPCに合ったやり方で試してみてください。
Windows PC でスクショを自動保存する方法
Windows PC では、下記の2つの方法で、スクリーンショットを自動保存することが可能です。
方法1. ショートカットキーを使う
Windows PC では、「PrintScreen」キーのみを押してスクリーンショットを撮影すると、クリップボードにコピーされるだけで、自動保存はされません。
自動で保存したい場合は、「Windows」キーも同時に押すようにしましょう。
「Windows」+「PrintScreen」を同時に押す
保存先は、「エクスプローラー」>「ピクチャ>「スクリーンショット」で確認可
方法2. OneDriveを使ってクラウドに自動保存する
Windows PC では、”OneDrive(ワンドライブ)” を使っている場合、スクリーンショットを直接クラウドに保存することもできます。
「設定」>「バックアップ」>「スクリーンショットをOneDriveに自動保存」にチェックを入れる
クラウド上に保存すると、万が一パソコンが故障しても、データのバックアップが取れるほか、ストレージ管理がしやすくなり、パソコン本体の容量を気にする必要なくスクショを撮ることができます。
スクリーンショット機能(キャプチャ)を仕事でよく使う場合は、”OneDriveに自動保存する” 設定にしておくのもおすすめです。

MacBook でスクショを自動保存する設定にする
MacBook(マックブック)では、自動的にスクリーンショットが保存されます。
「Command」+「Shift」+「4」などのショートカットキーを使ってスクリーンショットを撮ると、”自動的にデスクトップに画像として保存される” ので、確認してみましょう。
Chromebook でスクショを自動保存する設定にする
Chromebook(クロームブック)では、MacBookと同様、自動的にスクリーンショットが保存されます。
「Ctrl」+「ウィンドウ切り替えキー」などで、スクリーンショットを撮ると、自動で “ダウンロード フォルダ” に保存されるので、確認してみてください。
なお、『Googleフォト』の “バックアップ設定” を「オン」にすることで、スクリーンショットを自動的にクラウドにアップロードすることも可能です。
バックアップを取っておきたい人は、下記の手順で設定してみてください。
手順1.「Googleフォト」アプリを開く
手順2.「プロフィール写真」をクリック
手順3.「設定」を選択
手順4.「バックアップ」または「バックアップと同期」のスイッチを「オン」にすればOK。

スクリーンショットができない原因を1つずつチェックしよう!
このように、”スクリーンショットができない理由” は1つではありません。
おもな場合でも、”7つの要因” が考えられるので、1つずつ可能性を潰していき、原因に沿った対処法を試して見ましょう。
とくに、
「スクショができない」 =「パソコン本体の不具合と限らない」
という点には、注意が必要です。
利用しているアプリや、撮影したいWebサイトで制限がかけられている場合もあるので、焦らず、対処していきましょう!
