会社のパソコンでやってはいけない5つのこと。私的利用でクビになる?
リモートワークが増える中、会社から貸与されているパソコン(社用PC)での不正利用などが問題になることが増えました。
会社のパソコンでは、“絶対にやってはいけないこと“ があり、軽い気持ちで行った私的利用で、最悪の場合、懲戒処分につながることもあります。
会社のパソコンはあくまで企業の資産であり、使い方次第では、情報漏洩やセキュリティ事故の原因になりかねません。
たとえ本人に悪意がなくても、ルールに反する行為は、”業務妨害” や “コンプライアンス違反” に該当すると判断される可能性があります。
「会社のパソコンを使ってSNSを見る」、など、つい私的利用をしてしまう人も少なくないので注意が必要です。
今回は、会社のパソコンでやってはいけない5つのことや、社用PCの私的利用がクビにつながる基準などについてお伝えします。

目次
会社のパソコンを私的利用してはいけない理由。なぜ懲戒処分の対象に?

リモートワークが増える中、多くの企業が、社員に会社用PCを貸与するケースが増えました。
1人につき1台のPCを、当該社員専用で貸与するケースが多く、1年〜3年など、長期間にわたり貸与し続けるケースが多いので、だんだんと「会社から借りている備品」という感覚が薄れて、私物のように利用しがちです。
ただ、企業の多くは社用PCの私的利用を禁止していて、「会社のパソコンでやってはいけないこと」を細かく定めているケースも少なくありません。
下記のような理由から、会社のパソコンを私的に利用するのは、絶対にやめた方が良いと言えます。
<会社のパソコンを私的利用してはいけない理由>
- 情報漏洩のリスク
- コンプライアンス違反
- 企業資産の不正利用
- 最悪の場合は懲戒処分、クビにつながる

理由1. 情報漏洩のリスクがある
会社のパソコンを私的利用してはいけない理由の1つ目は、情報漏洩のリスクがあるという点です。
会社のパソコンは、顧客情報や取引先情報、さらには社内の機密データなど、外部に漏れてはいけない情報へ簡単にアクセスできる状態にあります。
社外秘の情報がある中で、私的に “動画サイト” を閲覧したり、”ファイルをダウンロード” したりすると、ウイルス感染の可能性が高まります。
また、ウィルスに感染した際に、社内ネットワークを通じて社内全体へ拡大し、甚大な被害をもたらすリスクがあるので注意が必要です。
年々サイバー攻撃が巧妙化していて、社員に注意喚起をしている企業は多いです。万が一、自身が原因でウィルス感染を引き起こした場合、「怪しいとは思いませんでした」では済まされない時代になってきているとも言えます。
会社の業務の中でのウィルス感染であっても、厳重注意などのペナルティを受ける可能性がある中、情報漏洩の原因が「パソコンを私的利用している中での行為であった」場合は、大きな責任問題になりかねません。
個人では責任を取りきれず、”企業としての責任問題” に発展しかねないので、会社のPCを私的に利用することはやめておきましょう。

理由2. コンプライアンス違反になる

会社のパソコンを私的利用してはいけない理由の2つ目は、コンプライアンス違反に該当する可能性があるという点です。
基本的に多くの企業では、就業規則などに「会社のパソコンを私用で使用しないこと」と明確に定められています。
社用PCを私的に使うことは、会社の定めた規定に違反することになり、“ルールを守れない社員” と判断され、“コンプライアンス違反” として処理される可能性があります。
たとえ本人に悪意がなかったとしても、会社から支給された物品を私的に利用し、公私混同と取れる行為をしたという結果が、評価や処分に影響する可能性は十分にあるんですね。

理由3. 企業資産の不正利用とみなされる可能性がある
会社のパソコンを私的利用してはいけない理由の3つ目は、企業資産の不正利用と見なされる可能性があるという点です。
会社のパソコンやネットワーク回線などの “インターネット環境” は、企業が費用をかけて整備しています。
本来は業務のために提供されるものを私的で利用すると、「企業資産を横領した」と見なされる可能性があります。
実際、個人のクラウドへ業務データをバックアップしたり、許可なくソフトをインストールしたりしたことで、懲戒の対象になった事例も過去に存在しているので、注意が必要です。

理由4. 最悪の場合は懲戒処分、クビにつながる
会社のパソコンを私的利用してはいけない理由、さいごの4つ目は、最悪の場合は懲戒処分、クビになる可能性があるという点です。
会社のパソコンの私的利用で問題視されるのは、会社全体に損害が発生した場合のみではありません。
たとえ会社に損害がなくても、業務に不要な行為をしたり、社内のルールに違反したりした場合は、懲戒処分の対象になります。
軽い懲戒処分であれば “始末書” の提出や “厳重注意” などで済むものの、“減給” や “出勤停止(停職)”、”異動” など、重い処分が下されることは少なくありません。
また、最悪の場合、社用PCの私的利用で、クビ・懲戒解雇になることもあります。
ちょっとした気の緩みでクビになることがないよう、会社のPCを私的に利用するのはやめましょう。

会社のパソコンで絶対にやってはいけない5つのこと

このように、会社のパソコンは、あくまで業務を行うためだけに用意されたもので、私的利用をすると、さまざまなペナルティを受ける可能性があります。
最悪の場合は、社用PCの私的利用でクビ・懲戒解雇になる可能性もあるので、重々注意しましょう。
仕事中はもちろんですが、休み時間などでも、個人的なサイトを閲覧したり、私用のデータを保存したりすることが、結果的に情報漏洩のリスクを高め、会社の規定に違反する結果になるので、注意が必要です。
下記に、”会社のパソコンで絶対にやってはいけない5つのこと” をまとめたので、やらないように気をつけてください。

禁止事項1. 私的なファイルのダウンロード・保存
会社のパソコンで絶対やってはいけないことの1つ目は、私的なファイルのダウンロード・保存です。
社内で最も多いトラブルの原因となるのが、個人的な画像や動画、音楽やPDFなどのファイルをダウンロードしてしまう行為です。
下記のようなリスクがあるので、絶対にやめましょう。
- DLしたソフト/無料動画サイト等経由で、ウイルスに感染する可能性がある
- 個人データを社内ストレージに保存することで、情報管理が複雑化してしまう可能性がある
- PC容量を圧迫し、業務に支障がでる可能性がある など。
禁止事項2. 無許可でアプリ・ソフトをインストールする
会社のパソコンで絶対やってはいけないことの2つ目は、無許可でアプリ・ソフトをインストールすることです。
“有料アプリ・ソフトのインストール” に関しては、社内での決済を取る人が多い一方で、“無料” のアプリ・ソフトについては、「報告するほどのことではないかな」と、つい無断でインストールしてしまいがちです。
ただ、会社用のPCにアプリ・ソフトをインストールする場合は、有料・無料問わず、上司の許可を取ってから行うことが大切です。
- 不正アプリ・ソフトによる情報漏洩のリスクがある
- 追ってライセンス違反などのトラブルになるリスクがある
- インシデント発生時の原因追求が難しいというリスクがある など。
企業によっては、一発で懲戒対象になるほど重い違反行為に相当すると言われているので、注意しましょう。

禁止事項3. 過度なSNS・個人メール・ショッピングの利用

会社のパソコンで絶対やってはいけないことの3つ目は、過度なSNS・個人メール・ショッピングの利用です。
社用PCで、休み時間などに SNS(X、Instagram等)や 個人メール、ネットショッピング等のついチェックしてしまう人は多いかもしれません。
ただ、社用PCを個人のSNS・メール・ショッピングの閲覧に利用することは、短時間であっても複数の問題を発生させます。
- “職務怠慢” と判断される可能性がある
- 個人メールやDMに届いた添付ファイル・URLからの “ウイルス感染” の可能性がある
- 閲覧中に悪意のある広告リンクやフィッシングサイトに引っかかる可能性がある など。
最近、情報セキュリティへの意識の高まりから、大手の企業を中心に、社員の通信ログを保存している企業が増えてきています。
「誰も見ていないから大丈夫だろう」という安易な気持ちからの行為が、あとから大問題に発展する可能性もあるので、社用PCで個人のSNS・メールをチェックしたり、ネットショッピングをするのは避けましょう。

禁止事項4. 会社のデータを外部ストレージへのコピー
会社のパソコンで絶対やってはいけないことの4つ目は、会社のデータを外部ストレージへのコピーです。
在宅でも確認したい内容がある場合など、ついやってしまいがちですが、会社のパソコンを使い、USBメモリやSDカードなどの外部ストレージへデータを移すこと、また個人のクラウドサービス(GoogleDrive、iCloudなど)に保存することは、絶対に避けるべき行為です。
理由は、”情報漏洩のリスクが極めて高いため” と非常にシンプルです。
外部へのデータ持ち出しは、企業は最も警戒するインシデントの1つとも言われていて、本人の故意でなかったとしても、「持ち出した」という行為だけで処分の対象になりやすくなるので、注意しましょう。

禁止事項5. 禁止されているサイトの利用

会社のパソコンで絶対やってはいけないこと、さいごの5つ目は、禁止されているサイトの閲覧です。
会社のパソコンには、企業側でアクセスを制限しているサイトが幾つか存在します。
アクセスを制限しているサイトにわざわざアクセスする行為は、社員としての信用問題に直結し、懲戒処分対象に該当しやすくなるので、注意が必要です。
実際、下記のようなサイトには、危険なスクリプトやマルウェアが埋め込まれている場合もあり、情報漏洩の原因になるリスクが高いので、絶対に社用PCでアクセスするのはやめましょう。
- アダルトサイト
- 違法ダウンロードサイト
- ギャンブルサイト
- 海外の不審サイト など。

会社のパソコンの私的利用で “クビになる基準” はどこ?
会社のパソコンの私的利用が原因で、どこまでの処分が下されるかは、就業規則によって異なります。
企業が処分を決める際に、とくに重視するポイントは、下記の3点です。
- 意図的かどうか
- 業務に支障が出たか
- 会社に損害を与えたか
禁止されている行為であると知りながらやった行為、あるいは、どんなに注意を受けても再度同じことを繰り返す行為は、会社から「悪質」と判断され、重い処分が下されます。
また、パソコンのウイルス感染による業務停止、情報漏洩による取引先への迷惑や不信感など、会社に損害が出た場合も厳しい処分が下されやすくなるので、”情報漏洩” にはとくに注意しましょう。

会社のパソコンを使う際は、気を引き締めよう!

このように、会社のパソコンは、業務を安全かつ効率的に進めるために、従業員に企業から提供されている資産です。
「このくらいなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで私的利用すると、情報漏洩、パソコンのウイルス感染、セキュリティ事故などの重大なトラブルにつながる恐れがあります。
実際、企業の就業規則には、「会社パソコンの私的利用は禁止」と定められているケースが多く、ルールに違反した場合は、厳重注意や指導で済む場合もあるものの、減給や出勤停止といった重い懲戒処分、最悪の場合はクビ・懲戒解雇の対象となる可能性もあります。
日ごろから、会社のパソコンは「業務のためだけに使うもの」という意識を持つことが大切です。
就業規則など “企業のルールを守ること” は、自分自身の評価、そしてキャリアを守ることにつながります。
この機会に日々の行動を見直し、安全で快適に働ける環境作りを心掛けていきましょう!

